舟越工務店ブログ

2020年12月12日 【

ブリコラージュ的、発想。

タイル張りも、
いろいろと、
悲喜交交、
ひきこもども、、。
住まい手様にて、
張られたタイルなのである。

事情があって、
足らずのタイル、、、
他の部分に張る予定のタイルが、
余る、、、
その分が、ということで、
足らず部分を張られたのである。
そのように、準備されていたかのよう、、、
結果的には、ストーリーができ、
良い結果となったと思うのである。

時として、現場では、
予想外な、いわば、
イレギュラーな場面に出くわすことが、
あるのである。
そこで、どう乗り切るかが、
ひとつの、ものづくりの、
おもしろみでもある、、と、
考えることで、
裾野は広がる、、、のである。
時として、
在るものを使うという、、、
ブリコラージュ的、
発想が、、、
功を奏すのである、、。

煙突のある家

2020年12月11日 【

古建具を利用する

キッチンから、
もうひとつのキッチン、
題して、アナグマキッチンに、
通ずる、仕切り、
導入口、、、に設けた、
建具も、
もちろん、既存の、
元からあった、
古建具を利用しているのである。

そう、古民家再生、改造、改修の際、
その場、その建物に在った建具を、
極力、活用、利用するのである。

その際の、選択基準、
優先順位、指針なるものが、
自ずと、生まれてくるのである。

まず、見て利用したいと思わせてくれる建具かどうか、、、
は、もちろんのこと、、、
巾、高さが、意中のサイズに近しいかどうか。
できれば、そのままの大きさ、サイズで、
使いたいのである。

そして、建具自身の、
見え様、、、
ガラス面の大きさや、
桟のサイズ、
バランス、
使われている、素材の内容等々、、、
なのである、

それから、
この建具が、
この空間や用途に、
似つかわしいかどうか、、、

など、、、
いろいろ考えるのである。

この建具は、
いわば、外部建具。
玄関に使われていた。
引き違い戸の一枚なのである。
鍵の痕跡が、そのことを、
物語る、のである。

ガラスと、
腰板のバランスが、
なかなか、なのである。

煙突のある家

2020年12月10日 【

ミリ単位の納め、、。

目線を細部に移そう、、、

業務用シンク、
難なく、納まっている感じなのだが、、、
結構、mm、、、
ミリ単位で納まっている、のである。

既存の木製窓の、
新たにつくった窓枠と、
シンク台の天端との取り合い、、、
ほぼ同面、、、
糸面分、数ミリ上で納める、、、
のである。

いやはや、ついつい、
際どいライン、、、
自ら、追い込んだ、
ラインで、納めるのが、
常と、なっているのである。。。

煙突のある家

2020年12月09日 【

クールなキッチン。

目先を、キッチンに移そう、、。

設えたキッチン。
目前の木製窓は、
かねてからのまま、
それを、取り囲むかのように、
既製品のキッチンが、
据えられていたのだが、
知る由もない、、、
いわば、土間のスペースであったが、
床を張り、、、
と、根本的に変わったのである。
床、壁には杉板が張られ、
壁のタイルは、
住まい手さん、御自身による、セレクト。
夜半に渡って、御自身で、
張られたのである。。。
そして、業務用のキッチンが、
セットなされた。

タイルや、既成品であるキッチンの、
サイズを考えながら、
ピタリと合う、納まるように、
造作等々、良いラインを探し、
納めたのである。
機能的、かつ、実にクールな、、、
キッチンとなったのである。

手前の、、、
キッチンとダイニングを、
適度に仕分ける、
Jパネル、杉のパネルにてつくった、
カウンター収納ボックスは、
焙煎の作業の場、となるのである。

煙突のある家

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2020年12月08日 【

brand new space…(Take advantage of the old and get the new)

brand new space…(Take advantage of the old and get the new)

ついつい、英語で、
綴ってみたが、、、

そう、古い部分に価値を見出し、
利用できるところは、利用して、、、
更新したほうが良いところや、
足らずの部分、
そして、変えていく部分、
新しく加えるべき部分は、
新しきを加える、のである。
よって、空間に、
古い部分を新しい部分が、
混在する、、。
それには、そうなるべき、
理由があるのである。

木組み、木構造の部分は、
極力、残す方向、、、
土壁や建具なども、
そうなのである。

使えるものは使う、
という考えで、つくる、、。
結果、新旧が、
織り交ざった、、、
独特なる、
空間ができあがるのである。

煙突のある家

2020年12月06日 【

下屋根が際立つ。

ある、晴れた日。
新たに、葺き替えた、
下屋根が、実に、
際立つのである。
目前の山をバックに、
屋根上からのビュー。

普段は、まじまじと、
見ることがない、のである。

煙突のある家

2020年12月06日 【

新たなる、、、原風景。

目線を、外に移そう、、。
鳥瞰とまではいかないが、、、
敷地から、南南東あたり、
小高いところ、
ビューポイントからの、
様子なのである。

必要に応じて、
手を加えられた、
古民家、、、
茅葺屋根の、シルエット。
屋根勾配等々、
この地域の、
普遍的なかたち、
シルエットが、
連なるのである。

山と山との、間、、。
注がれた雨が、寄り合い、
流るる、谷間、
川べり、、、
川に寄り添うかのように、
道が形成され、
家々ができ、連なり、
集落となり、、、
と、想像されるのだが、、。
その中の、山沿いの一端、一角なのである。

外廻りにも、
手を加えたのである。
しころ部分、、、
茅葺き屋根部分
(板金屋根に覆われている)より下、
下屋根部分の瓦屋根は、
老朽化が激しく、
ガルバリウム鋼板の小波板に、
更新を余儀なくされたのである。
と同時に、木構造に与える負荷を軽減、、、
屋根の軽量化を実現できたのである。。
色は、白系色。

それに伴い、
古い樋(トユ)を取り払い、
新しい樋に更新されたのである。
色は紺色。
鼻隠しの板は、
ベンガラに近い色を
塗られた。
一部、杉板張りの外壁も、
同色を塗られる予定、、。
もともとの部分もあいまって、
なかなか絶妙な、
色のコンビネーションで、
明るく、軽やかな印象となったのである。

建物の廻りに積まれているのは、
解体時に出た、木材関係なのである。
工事中に出た、端材、廃材も含め、
なかなかの量となった、、。
いわば、ストック、、。
薪ボイラー、
これから設置される薪ストーブ、
これから制作されるヒートベンチ等々の、
いわば、燃料として、
徐々に、消費されていくのである。

外壁、窓等々も、
変わったのである。
等々、そう、、、
必要に応じて、
少しずつ変わっている、、。

それら、ひとつひとつが、
新しい、原風景をつくる、
原風景と、なるのである。

煙突のある家

2020年12月05日 【

すっきりと納まった天井

数ある、、、
折り重なるように、
在った木々、
いわば梁材の中、
厳選された、梁、、、
波打つ、丸太の梁材が浮き立つような、
天井面をつくるのに、
考えた、、、
苦心したのだが、
大工さんの尽力もあり、
想像すらできないほど、、。
難無く、すっきりした天井面に、
納まった感がある。

ひとつの、メインの空間、、、
何事もなかったかのように、
今を思えば、、、
知る由もない、。
当然なのかもなのだが、
実に、不思議なものなのである。

煙突のある家

2020年12月03日 【

内部からのビュー

 

玄関から、
外部空間、
というか、
いわば、半屋外空間、
軒下空間からのビューから、、、
反転しての、
内部からのビュー、
コリドーの、一端のビューなのである。
その先には、夜なので、
暗がりの空間、、、
山に続く、のである。

元々からある、
構造部分、
柱、梁等とは、
手を加えず、
ありのままを見せる、
そして、付け加える部分は、
床は天井と、杉板を張り巡らす。
壁は、化粧用の材ではないが、、、
ラワンランバー、唐松の構造用合板を、
選別、、、整えながら、
用いているのである。
可動可能な家具的な設えは、
当社定番の、
杉の集成パネル、
Jパネルを用いてつくっている。

電球色の照明の色目も、
あいまって、
新旧が織り交ざりながら、、、
それぞれが入り交じりながら、、、
実に、深みがあり、暖かみのある、
おもしろみのある、、、
空間となったのである。

煙突のある家

2020年12月03日 【

コリドーが、、、現れる。

コリドーって、、。

廊下、回廊、、、
等、の意味。
その通り、なのであるが、
敷地、その場を貫く、
軸線のようなものを感じた、、、
人が回遊する、動く、
いわば、動線のようもの、
に、のみならず、、、
敷地を貫く、
ライン、そう、
軸になる線を感じたのである、、。
で、浮かんだ言葉は、
そう、コリドー、、、なのである。

このラインを、大事に、
大切にしながら、
展開される、
かたち、空間を、
つくっていくのが、
筋であると考えたのである。

このことを、
意識し、考えながら、
プランニングが、進められたのである。
いわば、主軸という感じ、
時間、空間、環境との関係性、
これまでの在り様、成り立ちを、
なぞらえながら、
なのである。

玄関戸を引く、
開くと、、、
折り重なる、建具、、、
数々のレイヤーを通しながら、
コリドーが現れるのである。

煙突のある家

 

 

2020年12月01日 【

新旧が共存する、、、建具

古民家ともなれば、
木製の古建具の宝庫なのである。
数ある中から、
目ぼしいものを、
利用するのである。

もともと在ったもの、、、
縁側の窓として使われていた、
ガラス戸を、玄関引戸に流用したのである。

巾、高さとも、足らない、、、
ということで、新材で、
継ぎ足す、、、
パッチワーク的なつくり、
発想で、足らずを補うのである。
下端の部分は、
いわゆる、蹴板となる、、、
通常はステンレスの板を、
巻くのだが、、、
堅木をあしらう、、、
内装の壁の仕上げとなぞらえて、、、
ラワンとしたのである。
他は、ヒノキの新材で構成されている。
新旧が共存する、、、
建具となったのである。。。

煙突のある家

2020年11月29日 【

土塗り壁、9日経過した様子

先日、給排水工事の最終確認、
説明もかねて、お伺いした、
煙突のある家、
左官職人さんのレクチャーのもと、
住まい手さん、自ら塗られた、
土塗り壁の経過を、見させていただいたのである。
塗られてから、9日が経過してた様子なのである。

右の窓際から1mほどは、
プロの塗り、、、
左官職人の小畑さんの塗り、
そこから左に向かって、
少しだけ私、(少し塗らせていただいた、、、)
奥さん、御主人さんの塗りなのである。

塗りたての時の、
表面に浮き出ていた水分が乾燥して、
それぞれの、、、
それぞれによる、
コテの押え具合によってできる、
自然なテカリや、
コテ目の肌合いなど、
コテ塗りによって、
創り出される表情が、
より克明に現れているように見えるのである。

窓から壁面を沿いながら光が差し込み、
光のグラデーションが現れる、、、
土の色目も、当初より、だいぶ、明るくなっている。

これからも、徐々に変化していくであろう、、、
時間の経過とともに、
何時間でも見ても飽きない、、、
そんな、壁面ができてきたのである。

煙突のある家

 

 

 

2020年11月24日 【

壁面にユーラシア大陸が現れた。

計画から、ほぼ、1年は経過した、、、
ということで、当社が係る、このprojectも、
この作業で、ひとまず、
締め、、、となるのである。
といえども、まだ未完、、、
住まい手さん自ら、
引き続き、ところどころ、
創作されるところもある、、、
完成といういうか、
終わりは無い、、、創作は続くのである。

壁に土を施す、、、
左官職人である小畑さんの、
丁重なる、レクチャーを受けながらの、
住まい手さんによる、
土塗り壁なのである。
この家の解体の際に出た土に、
手を加え、寝かし、充分発酵させた土なのである。

木摺に直接塗り込まれていく、、、
と、なぜか、意図もせず、、、
偶然なのだが、
ユーラシア大陸が現れたのである。
(JAPANも、北海道があった、、、
他は、付け加えられた、、、)

これはこれで、
実に、アートを感じる、、、
なかなか、いいと思ったのであるが、
工事中のひとコマとして、、、
その後、全体を塗り込まれたのである。
これから、徐々に乾燥し、
色合いも変化してくる、、、
実に、いい風合いの壁になりそう、、、
どうなるか、楽しみなのである。

煙突のある家

 

 

 

 

 

 

2020年11月05日 【

煙突が立つ。

本日、未明、、、

山間の一軒の家に、
煙突が立ったのである。
夕暮れ後から、
薪ボイラーへの、
火入れも行われた、のである、、。

晴れて、煙突がある家と、
あいなったのである。

ここまで来るのに、
なぜか、短いようで、
長い道のりであった感じ、、、
まさに、満を持してなのである。

誠に、おめでとうございます。

 

煙突のある家

 

2020年11月04日 【

混沌なる現場

縦横、全てが、ほぼ、、、
垂直、水平、平行でない、、、
現場、建物の在り様。
(古民家ではあたり前なのだが、、、)
どこを重きに、、
いわば主軸において、
新たな構築を押し進めるか、、、
既存と新たな部分との、
折り合いをつけていくか、
出来上がったときにどう映るか、、、
を常に考えながら、
作業が進められるのである。
基本は、垂直、水平が基本なのだが、
擦り合わせが必要なのである。
見えない線、、、ラインが、
見える、、、
大工さんの、
苦慮による、決断の連続、、、
が感じられる、、。
混沌の現場の様相、、、
早、、約2か月前の、
現場の様相なのである。

煙突のある家

2020年11月01日 【

外郭は、変わらない。

外郭、外形の輪郭は、
ほぼ、変わらない。
見た感じは、
表面の材が、新たな材に、
交換されただけのよう、なのである。
実際は、、、
表面、表層のみならず、
そこから、内側に、内在する、
材、内容、、、
内在する空間が、必要に応じて、更新され、
再構成されている、のである。
外観からは、知る由しもない、のである。

それらは、
言うならば、
自然と対峙するだけではない、、、
厳然とある自然の中の中、、、
これからも、寄り添うように、
たたずんでいく、、、のである。

煙突のある家

 

2020年11月01日 【

古建具が、醸し出す。

ふとした、、、
アングル。
すごく、
良いので、
思わず、up。
映り込む、
光、、、
偶然、あったものを、
いわば、現存していたものを、、、
使ったに過ぎない、のである。
格子とガラスの、
バランスが、絶妙なのである。
計算ではない、、。
古建具が、
古民家の空間と、
あいまって、
醸し出す、、、
雰囲気、、、
なかなか、
なのである。

煙突のある家

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2020年10月25日 【

塗りを待つ、壁面。

等間隔に打たれた、、、
小幅なる板。
壁面を覆い尽す。
そう見えても、
計算尽された、
間隔、板材、なのである。
ひとつの面を、
壁面を、、、
御施主様の、
自らの、塗りにより、
施される予定なのである。
もちろん、
プロフェッショナルなる、
左官屋さんによる、
レクチャーを経ての、、、
となるのである。
塗られる材は、
解体した際に出た、
土壁の土、、、
練り込まれ、
いやはや、熟成の状態になりつつある、、。
個人的にも、
実に、楽しみなのである。
ということで、
塗りを待つ、壁面のなのである、、。

煙突のある家

 

2020年10月24日 【

難所をクリアーする。

複雑なる木組み、、、
まさに、混沌なる木々が、
木組みが、折り重なる、、、
そんな様相であった、天井面を、
ある一線を、、、
折り合いをつけるべく、
ラインを思い描く、
新たなるライン、面をつくる、
まさに、難所をクリアーするべく、
天井が出来上がったのである、、。
水平のラインと、
勾配のラインが寄り付く。
絶妙に弧を描く丸太に、
なぶり付く、天井。
いわば、まっすぐなラインと、
曲面が寄り合う、、、
まさに難所、なのである。
実にすっきりと納まった、
大工さん、御苦労さんでした。

煙突のある家

 

2020年10月22日 【

差し鴨居下に灯具

本来、日本の建物は、
空間は建具で仕切られていた、、、
その建具が動くライン、、、
建具が取り付く、
構造を兼ねた部位が、
差し鴨居なのである。
この差し鴨居が、
木構造の主要なる軸線を示し、
空間を分割させる、、、装置の、
影の立役者ともいえるのである。
特徴的なのは、この差し鴨居下、
下端の高さが、建物の高さの、
ひとつの基準ライン、なのである。
1740内外、、、低めの高さなのである。
平面と、断面、、、
双方の基準を示し、
それによって、
古民家の空間の佇まいが、
かたちづくられている、のである。
極力、この差し鴨居の位置を重きにおいて、
空間構成の計画を、
考えたのであるが、
どうしても、
イレギュラーな部分ができてしまったのである、、、
小空間の中間あたりに差し鴨居が、
出てくる、、、のである。

天井面は差し鴨居によって、
完全に分断されている、、、
天井面に差し鴨居を介して、
灯具、、、照明を2つ付けるのも、
小空間の上、よろしくない、、、
ということで、
差し鴨居下に、
シーリングダウンライトを、
取り付けたのである。
そして、位置を壁に寄せることで、
壁面を照らす、、、
ラワンの素地の合板が、
照らし出されたのである。
まわりにバウンドする光。
ぐっーと、低い重心の灯りとなり、
なかなか、いい感じとなったのである。

煙突のある家

2020年10月18日 【

細部にまで至る、、。

工事を進めると、
いささか、実際の在り様が、
克明に見えてくる、のである。
見えてなかったところが、
見えてくる、、、
そこに、手を加えるか、どうか、
想像の世界から、
リアルな実際が目の前に、
現れ、また、そこから、
次の場面へと想像する、
できるようになる。
全体のいわば、
大きな部分から、
細部に至るまで、、、
より、克明に、、、
考慮できるようになる。

工事は進む、、、
その都度、判断をする必要がある。

廻りの動物等の建物内への侵入への防衛と、
建物の換気の取り方との両立。
万全を期して、、、
茅葺屋根の小屋裏、
妻壁最上部にある、
格子付の三角の換気口に、
ステンレスの網を張り巡らす。
いささか、難所、、。
高所であり、
丸太組が寄り合うの中、、、
なかなかの狭所であったが、
大工さんによって、
無事、張り巡らされたのである。

煙突のある家

2020年10月14日 【

刷毛引きの、土間

かねてから、取り組まさせていただいている、
project…
いよいよ、
佳境となってきた、のである、、。
忙しさにかまけて、
更新を怠っていた、
ブログ、、、
思わずのUP、、、
なのである。
全てを伏せ込むかのような、
コンクリ、、、
打ち込まれた、、、のである。
このprojectの、
空間構築の、
導入口でありながら、
ある意味、
実に特徴的に表す、
空間、、、なのである。
言うならば、軒下空間、、、
軒先から、
外壁までのスペースに留まらず、
中まで入り込む、
断片的、
建物の一端を
、横断する、スペースであり、
そして、それに、派生して、
建物の中を、貫く、
別の軸線に折かねで、
つながっていくのである。
いわば、コリドー、、、
建物、敷地全体を貫く、、、
軸線なのである。

コンクリート打ち上がり後、
刻まれた、
刷毛引きの刷毛目が、
実に、艶やかなのである。

なぜか、家全体が、、、
実に、落ち着いた、
感があるのである。

 

煙突のある家

 

 

2020年09月26日 【

低めの高さが、実に落ち着く。

順調に工事進行中の、
煙突のある家。
屋根廻り等の工事も一段落し、
数々の課題をクリアしながら、
大工さんによる、内部の工事、、、
いわゆる、造作工事も、
着実に進行中なのである。

ということで、本日は、
御施主様に、お招きに上り、
労をねぎらう、、、
現場、屋外で、
ご馳走をいただいたのである。

お知り合いの方、
ご兄弟の方の御家族様もこられ、
工事中の様子も見ていただき、、、
大工さん4名と、
実に、楽しいひととき、、、
ありがとうございました。

内部からのビュー、、。

濃い茶色の部分は、
古梁、、、差し鴨居、
古柱はそのまま、
土壁もできるだけ、
そのまま見せるのである。
床、天井は杉板張り、、、
新しい部分の壁は、
合板を張り巡らすのである。

窓は、全てではないが、
断熱性のあるサッシに替えている、、、
正面の窓がそう、、、
木製の4枚の引き違い窓が、
2枚の引き違い窓となり、
外での歓談の様子もよく見える、、、
視界も良好となったのである。

そして、なにより、
古民家特有の高さ、、、
天井、梁下等々、
必然的に窓の高さも低くなる、
この低めの高さが、実に落ち着くのである。

天井が張れ、
床が張れ、壁が張れ、
完成の様子がより、
想像できるようになってきた、、、
いやはや、実に、楽しみなのである。

煙突のある家

 

 

 

2020年08月16日 【

廻りは自然満載、、。

下屋根を吹き替える、
長年持ち堪えてきた、、、
老朽化した、
いわば、セメント瓦から、
新しく、新たな屋根材に改新するのである。
手を加える、、、
瓦を捲り、様子を見る、、、
上に桟木が打たれた杉皮葺きが現れた、
のである。
次への作業の手順を踏まえながら、、、
作業は進む、のである。

こうやって見ると、
廻りは自然満載、なのである。

本当に、自然に囲まれているところで、
仕事をさせていただいているという、
実感が沸くのである。

盆休みを経て、
明日からも、猛暑が予想される、、、
慎重に、現状の様子を見ながら、
作業が進められるのである。
大工さん、ご苦労様です。。。

煙突のある家

 

 

 

 

2020年08月15日 【

お盆は、これ。

今年のお盆は、これ、、、
(あと1日なのだが、、、)
なのである。

2020年08月05日 【

リアルが、露になってくる。

進入路工事を経て、
満を持して、、、
ついに建物に本格的に手を加える、、、
建物内外の、解体工事が、
果敢に進行中なのである。

建物の骨格である構造体部分を、
状態を見ながら残し、
場合によっては、取払い、
更新させるべく、新たな構築が、
行われるのである。

解体工事が進むにつれ、
リアルな現状、状況が、
露になってくるのである。
それら全ておいて、
対応、対策を講じながら、
構築を進める必要があるのである。

廻りの壁や天井が取り払われ、
露になったユニットバスの外郭、、、
これも解体撤去するのだが、
上になにやら、茅が積まれてある、、。
この部分の上は茅葺屋根ではない、
茅葺き部分の茅を移動させた思われる、、、
冬は暖かい浴室の天井が、
動物のねぐらであったのであろう、、、
壁面にも多数の足跡がこすれたような痕跡が、
見受けられるのである。
この部分の壁の隙間が、
床下からの通り道であったのあろう。

今は、動物の姿は見えない、、、
申し訳ないが、ほどなく、
撤去とあいなるのである。

 

煙突のある家

 

 

 

 

 

2020年07月24日 【

軽やかな、レイヤー

ほぼ、完成の内観。
元々は、ダイニングスペース、
和室、及び縁側が、
それぞれ建具や垂壁など、
多々なる層、、、
いわば、多々なる、
レイヤーで分断されていた、のである。

もともとの縁側の先、、、
その先は、
立地上で最も開けている、
敷地の西側は、眺望が開け、
目前に田園風景が拡がるのである。

元々もダイニングスペースは、
東側にあり、それとつながる、
キッチンからも、
西側は、いわば、ほど遠い空間であったのである。

数々のレイヤー、、、
建具、垂壁などを取り払い、
ひとつながりの空間とし、
リビング、ダイニング、キッチンが、
光、風、景色を呼び込める西側と、
一体につながる空間となったのである。

つながりを助長させるかのような、
空間の長手方向に張られたフロアー。

大きな開口部の先には、
光を透過させる軽やかな波板が葺かれた屋根付の、
デッキスペースとなるのである。

薪ストーブが据えられた。
まだ、未完、、、
あと少し、逆に、
レイヤーがプラスされる、、、
障子、カーテンなどが付加されるのある。
できるだけ、つながりをなくさないよう、
軽やかなレイヤー、となるのである。

楽しい我が家

2020年07月09日 【

映り込む緑

中が薄暗い、、、
暗ければ、暗いほど、、、
外の明るさが、より明るく映るのである。
旧来からある、木建具、
一枚硝子、、、
透き通って、映り込む緑。

徐々に、建物の廻りも、
住まい手さんによって、
整備されてきているのである。
覆い被されるかのような緑、
建物に倒れ掛かっていた木など、
撤去等、、、
内部から見ると効果がよくわかる。
建物の廻りが明るくなってきた、、、のである。
ひとつの窓から、
今まで見えなかった、
明るい木々、緑、、、
景色が映り込んでくる、、、のである。

昨今の集中豪雨、、、
山からの水を受ける、
建物のまわりの側溝なども、
長年の木々の落葉等々が堆積していて、
水の流れも滞っており、
それらの水が、多少なりとも、
建物にも影響を与えていたと思われる。
それらも、徐々に取り払われ、
いわば、つくられた当時の、
原型が表れてきているのである。
水もスムーズに流れるようになってきた。
これからは、雨が降ったときの、
水の流れを見ながら、
場合によっては手を加えるのである。

煙突のある家

 

2020年07月06日 【

宙に浮く、鴨居

見上げれば、宙に浮く、
鴨居なのである。
3.3mほど、飛んでいる。
上は透かして、
下は4本の障子が納まるのである。

ということで、大きめの材、、、
巾150mmx高さ100mmの杉の角材に、
4本溝が掘られているのである。

普段はリビングの一角なのだが、
玄関から、奥にある和室への、
直線的な導入路、、、
動線部分を時によって、
リビングと仕切る、
そんな、役割となる障子なのである。

障子を閉じた状態でも、
その横の大開口から差し込む、
自然光を、天井面にバウンドさせながら、
天井面を這うように取り込む、、、
そんな仕掛けなのだが、
障子が高くなりすぎないようにすることも、
考慮して、かたちなのである。

障子の格子と、あいまって、
光と影がどう映るか、、、
楽しみなのである。


楽しい我が家

 

2020年07月03日 【

うねる、梁

見上げれば、、、
数々の、うねる、梁、、、なのである。

玄関入って、どん奥のスペース、、、
土間の台所のスペース上の、
様子なのである。
数々の梁が、複雑に折り重なり、
また、それらが、
微妙に曲線を描きながら、
上下、左右にうねりながら、、、
組まれているのである。

それらの間から、黒く燻された、
煤竹や、杉皮の野地板が見受けられる。

そして、木組みの間が抜けている部分、
茅葺屋根の小屋裏が、垣間見れるのである。
他のスペースは、天井が張られ、
このような、木組み、、、
小屋組みの有り様は、見れないのである。
と同時に、一番天井高さが高い空間でもある。
おくどさんがあり、
立ち上るその煙や湯気が、
充満せずに、上に抜けていく、、、
換気のことも考えた上での、つくりなのである。

ただ、空気は外気とつながり、
断熱や、気密とは無縁の空間である。

改造をする、ポイントとしては、
新しいかたちとして、
やはり、ある程度、
温熱環境を整える、、、
いわば、特に、寒さ対策を考えるということ。

そして、煤や、藁等が、
上から落ちてくる、、、の対策。

となると、外気と縁を切る、等、
塞がないといけないということになるのであるが、
どのラインで塞ぐか、、、
うねる梁を見せるか、
見せまいか、、、
どのあたりで、
折り合いを付けるか、、、

なかなか、おもしろくも、
難しい、、、
難問をいただいたのである。

煙突のある家

 

 

 

2020年07月01日 【

真鍮のタオル掛け

 

住まい手さんによるご希望もあいまって、
取寄せた、タオル掛け、、、
奥行きのサイズが大きすぎず、
キッチンシンク前面の幕板部に、
セットするには、出過ぎず、
丁度よいのである。
前面からビス留めで、
固定するところも、
シンクにかぶってくるので、納まり上、都合が良い。

真鍮製の、実に丹精な造り、、、
形といい、なんとも、
リスペクトしてしまう、、、
クラフトワーク、、、
すばらしい出来栄えなのである。
富山の真鍮の鋳物メーカーのブランド、
FUTAGAMIの一品、なのである。

おもわず、、、
造り付けキッチンの面材となる、
山桜の板目の突き板の上に、
置いてみて見る、、、
真鍮の色目が、実に合うのである。

大と、小があって、
タオルを二つ折りにして、丁度の巾の、
小を間違えて、たのんでしまった、、、
当社のストックとしておこう。
実際は、大、、、タオルを折らずに丁度の巾のものを、
取り付けるのである。

当社の、新定番となりそうなのである。

楽しい我が家