舟越工務店ブログ
新畳が入った
やはり、気持ちがいい。
新畳が入ったのである。
国産特等畳。
国産といえば、
もちろん、イ草は、熊本産なのである。
畳縁は、あじろ3番。
落ち着いた緑色に、
薄く紋様が入っているのである。
イ草は徐々に焼けてきて、
今の色より、だんだん黄色掛かってくる。
畳縁の色と、イ草の色のバランスが、
徐々に変わっていくのである。
今はイ草の方が、より緑に見えるが、
徐々に、畳縁がより緑に見えるようになるである。
最終的にいいバランス加減に、
なると思うのである。
そして、見た感じではわからないのだが、
畳の厚みが、実は均一ではないのである。
既存の敷居の高さに合わせるべく、
絶妙に調整されているのである。
高いところと、低いところの差は1cm強あったとのこと。
ピタリと合っている、、、西村畳店さんの、
実に、プロフェッショナルな仕事なのである。
家リニューアルproject
映える、窓辺の風景
工事もほぼ完了に近づいた。
工事中の埃を取り、家具等の移動、
新畳の敷き込み、網戸の設置、、、
細かなチェック等々を残すのみ、となってきたのである。
工事中の雑然とした様相から、また、一変する。
物々が、納まるべきところに、納まる。
既存のものが、手を加えられ、
また、在るべき所に納められたのである。
障子戸は、既存の在り様をそのまま生かし、
桟は前のまま、あえて手を加えず、
丈夫な障子紙を張ったのである。
桟の在り様が、規則性のある格子の構成に、
ラフな感覚が入った感じとなった。
なかなか、趣がある、のである。
シンプルな空間となった。
サッシ廻りの枠や、天井は黒に塗られた。
古い部分と新しい部分との調和。
空間全体が、ある意味、ストイックに見える。
そして、、、
室内がストイックであればあるほど、、、
鮮やかに映える、窓辺の風景、なのである。
家リニューアルproject
続く、杉の床
古民家特有の、空間構成、
建具で、各空間を仕切る。
開け放つと、空間がつながる、
適度に区切りを付けながらも、
一体につながるのである。
続きの間、工事もほぼ完了、、
床の養生が取り払われた。
続く、杉の厚板の床が、
目前に現れたのである。
実に伸びやか、、、
空間が、杉特有の、
温かみに満ちた、のである。
家リニューアルproject
床下開口ステンレス網張り
南側の縁側の改修も、
ほぼ完了した。
大引き、束、サッシ等々も、
新しくなったのである。
元々、こちらの、床下の開口は、
網でしっかりとガードされていた。
これらも、改新したのである。
前は、グリーン色の、
ビニール亀甲金網が張られていた。
新しくは、ステンレス製の網なのである。
高価ではあるが、
やはり耐久性は、抜群なのである。
廻りは、木で押える、
メンテナンスを考え、
ビス留め、表わしなのである。
足元は透かして、
網だけ接地するようにした。
これも、シロアリ対策のひとつなのである。
家リニューアルproject
床の高さ取り
縁側の床板が張られた。
仕上げ高さは、
長手方向は今までの高さに合わし、
短手方向は水平に持っていく。
そして、既存のままの床板部分との取り合いは、
高さを摺り合せる、のである。
そして、サッシは水平に納める。
各部の、高さの差と、
折り合いを付けながら、
最終的に、全てが、うまく納まる、
高さ取り、となったのである。
家リニューアルproject
床材に建具溝
建具の鴨居枠の直下、
養生がめくられた。
溝が現れた、敷居溝である。
もともと、敷居の枠材があったのだが、
かなりねじっており、
建具も斜めに納まっている状況であったのである。
取外し、新たに床に張り巡らした、床材、
杉厚板に建具溝を、適正な位置に、
掘り込むかたちとしたのである。
その溝に、建具屋さんが、
滑りをよくする、
竹製の敷居すべりを、納めるのである。
全ての養生が取れると、
床がつながり、その中に溝がさりげなくある、、、
というかたちとなる、のである。
家リニューアルproject
同化する。
庭の木々に花が咲いた。
完成を待ち望んでいるかのよう、なのである。
外廻りの様相、
足元の床下の通風を確保しながら、
動物の侵入を防ぐ、
立板張りの部分、新旧含めて、
そして新しく取り付けられたの木部が、
ダークブラウン色に、塗られたのである。
元々の外部の木部の風合いに、
同化する、同化させる、、、のである。
外観全体がぐっと、落ち着いたのである。
家リニューアルproject
思い切って改新する
桜満開の小春日和となったが、
まだ、少し肌寒さが残る今日この頃、
現場は快調に進行中。
大工工事の方も佳境に入ってきたのである。
縁側の改修が進行中。
当初はサッシを新しく取り替えるのみ、
の予定であったのだが、
サッシを取外して様子を見させていただくと、
仕上げの床板の下、
下地の板や、大引等木部に、
かなりの傷みが見られたのである。
なんとか、サッシを取り付けるということも可能ではあったが、
将来のメンテナンスのことも考え、
この際、その傷みの部分も含め、新しくした方が良し、、、
ということで、その部分一切を取り払い、
思い切って改新する、こととしたのである。
元々の床板はアピトンという木に、
塗装が施されているようであった。
同様の材にやり変えることも考えたが、
やはり、他の改修部分と同様、
あたりが柔らかい、杉を張ることにしたのである。
大引き等下地材は、ヒノキ材とし、
構造用合板厚み28で、床面をつくり、
仕上げに杉板厚み15mmを張って仕上げるのである。
仕上げ高さは、縁側の短手方向はほぼ水平に、
長手方向は、既存の高さなりに納めるのである。
家リニューアルproject
ランダムに交錯する格子
塗りが施された、
障子、ガラス戸、、、
重ねて置かれている。
ランダムに交錯する格子。
和を、、、アートを感じるのである。
家リニューアルproject
建具の塗装
全て既存の建具。
ガラス入り戸、障子とガラス入り混合戸、
計22枚に、塗装を施した。
と、その前に、
建具屋さんにより、
ガラスを外し、障子紙が剥がされてからの塗りと、
なっていたのである。
塗りが完了した建具、
プラネットカラーの、
ウッドコート、色目はエボニー。
いわゆる黒色なのだが、
元の木の色目が透け、
濃いめのブラウンに見えるのである。
これらを、持ち帰って、
再度ガラス入れ、及び、
障子紙張りが、なされるのである。
建具屋さんの車に、
ピタリと積み込まれた、、、
白波瀬木工さん、ご苦労さんです。
家リニューアルproject
板の置き様
デッキの上に、
組まれた木。
ベンチになるよう、
逆U型につくった、木パーツと、
その上に渡す板、
置き様で、
ベンチにもなり、
テーブルにもなる。
限られた板なのだが、
幾つものパターンができる、、、
いろいろと置きながら、
よりよいパターンを考えるのも、
なかなか、おもしろいのである。
塗りが始まった
木部の塗りが始まった。
養生がなされながら、
まずは、天井から、なのである。
廻りの木の色に合わせ、
プラネットカラーのウッドコート
エボニー色を塗る。
突き板の竿縁天井が塗られた、
ぐっと、空間が落ち着つく、、、
実にいい感じになったのである。
枠材、建具、外の新規部分と、
塗りが進んでいく。
塗りのプロフェッショナル、
藤原建装さん、ご苦労さんです。
立て板スリット張り
柱が石の上に乗っかって納まっている家、
石場建ての家の場合、
もちろん、外周部にも基礎がないので、
十二分に床下の通風は確保されるつくりなのだが、
動物が床下に棲みつくという問題がある。
ということで、板がすき間を開けて張られていた。
途中まで、色も施されている。
他の部分は、板などを立て掛けて、
塞がれている状態であった。
それらを撤去し、まずはサッシを新しくやり返る。
そこで、思案なのである。
結果、右にならえで、同様に、
いわゆる、立て板スリット張りとするのである。
ステンレスの網を土に少し埋め込み、仕込んでおき、
板は、土と少し間を開けておく。
シロアリ対策と、動物が土を掘って、
入るのを防ぐのである。
最後は、まわりと馴染ます為、新旧共、
ダークブラウンに塗る予定なのである。
家リニューアルproject
昔ながらの壁
元々は、収納であったところを解体し、
北側の土間であった部屋と、
南面する部屋とをつなぐ、
動線を確保するのである。
壁には、ベニアが張られていて、
棚板が先行してつくられ、
その間に張られていたのである。
ということで、棚板を解体すると同時に、
そのベニアも解体するかたちとなったのである。
現れた、昔ながらの壁、
黒塗りの貫に、
黒ずんだ荒壁、土壁、なのである。
昔は表わしであったのであろう。
どうするか、思案のしどころ、なのである。
家リニューアルproject
準備しておく。
元々は土間の床、コンクリートの床であったが、
杉の厚床板を張り巡らす、、、
その一角に、レンガ積みの腰壁、
風呂の炊き出し口がある。
その部分はそのまま残すことにする。
そして、その炊き出し口前、
巾1m、奥行き60cmのサイズで、
床板が外れるようにしたのである。
なにがしらするのに、
やり易いよう、準備しておく、、、
ということなのである。
今は、外しているが、
その部分に納めると、
少しすき間が開いて納まる、、、
丸のこの刃の厚み分、なのである。
納めた場合、板目が合う、
通った板がそのまま、カットされたかたちと、
なるのである。
家リニューアルproject
プランの断片
再度、練り直す、
キッチンから、つなぎたい方向、
外部空間へのビューを確保するべき、
スタディー、、、
キッチンの収納の在り様と、
その外にある、外収納の在り様を、
再考する。
いわば、部分的に、
再編成するのである。
大きな、全体のプランとの、
バランスをとりながら、
新たなる、着想を加える、
プランの断片、、、なのである。
巻物のよう。
舟越工務店HOMEPAGE IN BLOG、、、、始めます。
excite.ブログから、移行いたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
パースを描く、、、
プレゼン、説明する為。
平面、立面、断面、模型、
だけでは、わからない、
室内の空間の見え方、様相、
パースを時に応じて描くのだが、
ひとつひとつが、
断片的なアングルに過ぎない。
それらの集合体が、
ひとつの家となるのである。
ということで、多様なる空間、アングル等々、
ひとつひとつ、まずはラフなのだが、
描いてみたのである。
A3の用紙をつないで、つないで、
描き足しながら、、、
結果、計7枚、全長2.079mと
あいなったのである。
まさに、巻物のよう、なのである。
気が付いた。
程よい色合いの、茶色が欲しい、
ホームページをリニューアルしました
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