舟越工務店ブログ

2017年04月17日 【

新畳が入った


やはり、気持ちがいい。
新畳が入ったのである。
国産特等畳。
国産といえば、
もちろん、イ草は、熊本産なのである。
畳縁は、あじろ3番。
落ち着いた緑色に、
薄く紋様が入っているのである。
イ草は徐々に焼けてきて、
今の色より、だんだん黄色掛かってくる。
畳縁の色と、イ草の色のバランスが、
徐々に変わっていくのである。
今はイ草の方が、より緑に見えるが、
徐々に、畳縁がより緑に見えるようになるである。
最終的にいいバランス加減に、
なると思うのである。
そして、見た感じではわからないのだが、
畳の厚みが、実は均一ではないのである。
既存の敷居の高さに合わせるべく、
絶妙に調整されているのである。
高いところと、低いところの差は1cm強あったとのこと。
ピタリと合っている、、、西村畳店さんの、
実に、プロフェッショナルな仕事なのである。

家リニューアルproject

2017年04月16日 【

映える、窓辺の風景


工事もほぼ完了に近づいた。
工事中の埃を取り、家具等の移動、
新畳の敷き込み、網戸の設置、、、
細かなチェック等々を残すのみ、となってきたのである。
工事中の雑然とした様相から、また、一変する。
物々が、納まるべきところに、納まる。
既存のものが、手を加えられ、
また、在るべき所に納められたのである。
障子戸は、既存の在り様をそのまま生かし、
桟は前のまま、あえて手を加えず、
丈夫な障子紙を張ったのである。
桟の在り様が、規則性のある格子の構成に、
ラフな感覚が入った感じとなった。
なかなか、趣がある、のである。
シンプルな空間となった。
サッシ廻りの枠や、天井は黒に塗られた。
古い部分と新しい部分との調和。
空間全体が、ある意味、ストイックに見える。
そして、、、
室内がストイックであればあるほど、、、
鮮やかに映える、窓辺の風景、なのである。

家リニューアルproject

2017年04月15日 【

続く、杉の床


古民家特有の、空間構成、
建具で、各空間を仕切る。
開け放つと、空間がつながる、
適度に区切りを付けながらも、
一体につながるのである。
続きの間、工事もほぼ完了、、
床の養生が取り払われた。
続く、杉の厚板の床が、
目前に現れたのである。
実に伸びやか、、、
空間が、杉特有の、
温かみに満ちた、のである。

家リニューアルproject

2017年04月14日 【

床下開口ステンレス網張り


南側の縁側の改修も、
ほぼ完了した。
大引き、束、サッシ等々も、
新しくなったのである。
元々、こちらの、床下の開口は、
網でしっかりとガードされていた。
これらも、改新したのである。
前は、グリーン色の、
ビニール亀甲金網が張られていた。
新しくは、ステンレス製の網なのである。
高価ではあるが、
やはり耐久性は、抜群なのである。
廻りは、木で押える、
メンテナンスを考え、
ビス留め、表わしなのである。
足元は透かして、
網だけ接地するようにした。
これも、シロアリ対策のひとつなのである。

家リニューアルproject

2017年04月13日 【

床の高さ取り


縁側の床板が張られた。
仕上げ高さは、
長手方向は今までの高さに合わし、
短手方向は水平に持っていく。
そして、既存のままの床板部分との取り合いは、
高さを摺り合せる、のである。
そして、サッシは水平に納める。
各部の、高さの差と、
折り合いを付けながら、
最終的に、全てが、うまく納まる、
高さ取り、となったのである。

家リニューアルproject

2017年04月12日 【

床材に建具溝

建具の鴨居枠の直下、
養生がめくられた。
溝が現れた、敷居溝である。
もともと、敷居の枠材があったのだが、
かなりねじっており、
建具も斜めに納まっている状況であったのである。
取外し、新たに床に張り巡らした、床材、
杉厚板に建具溝を、適正な位置に、
掘り込むかたちとしたのである。
その溝に、建具屋さんが、
滑りをよくする、
竹製の敷居すべりを、納めるのである。
全ての養生が取れると、
床がつながり、その中に溝がさりげなくある、、、
というかたちとなる、のである。

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2017年04月11日 【

同化する。


庭の木々に花が咲いた。
完成を待ち望んでいるかのよう、なのである。
外廻りの様相、
足元の床下の通風を確保しながら、
動物の侵入を防ぐ、
立板張りの部分、新旧含めて、
そして新しく取り付けられたの木部が、
ダークブラウン色に、塗られたのである。
元々の外部の木部の風合いに、
同化する、同化させる、、、のである。
外観全体がぐっと、落ち着いたのである。

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2017年04月10日 【

思い切って改新する


桜満開の小春日和となったが、
まだ、少し肌寒さが残る今日この頃、
現場は快調に進行中。
大工工事の方も佳境に入ってきたのである。
縁側の改修が進行中。
当初はサッシを新しく取り替えるのみ、
の予定であったのだが、
サッシを取外して様子を見させていただくと、
仕上げの床板の下、
下地の板や、大引等木部に、
かなりの傷みが見られたのである。
なんとか、サッシを取り付けるということも可能ではあったが、
将来のメンテナンスのことも考え、
この際、その傷みの部分も含め、新しくした方が良し、、、
ということで、その部分一切を取り払い、
思い切って改新する、こととしたのである。
元々の床板はアピトンという木に、
塗装が施されているようであった。
同様の材にやり変えることも考えたが、
やはり、他の改修部分と同様、
あたりが柔らかい、杉を張ることにしたのである。
大引き等下地材は、ヒノキ材とし、
構造用合板厚み28で、床面をつくり、
仕上げに杉板厚み15mmを張って仕上げるのである。
仕上げ高さは、縁側の短手方向はほぼ水平に、
長手方向は、既存の高さなりに納めるのである。

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2017年04月09日 【

ランダムに交錯する格子


塗りが施された、
障子、ガラス戸、、、
重ねて置かれている。
ランダムに交錯する格子。
和を、、、アートを感じるのである。

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2017年04月08日 【

建具の塗装


全て既存の建具。
ガラス入り戸、障子とガラス入り混合戸、
計22枚に、塗装を施した。
と、その前に、
建具屋さんにより、
ガラスを外し、障子紙が剥がされてからの塗りと、
なっていたのである。

塗りが完了した建具、
プラネットカラーの、
ウッドコート、色目はエボニー。
いわゆる黒色なのだが、
元の木の色目が透け、
濃いめのブラウンに見えるのである。
これらを、持ち帰って、
再度ガラス入れ、及び、
障子紙張りが、なされるのである。
建具屋さんの車に、
ピタリと積み込まれた、、、
白波瀬木工さん、ご苦労さんです。

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2017年04月07日 【

板の置き様


デッキの上に、
組まれた木。
ベンチになるよう、
逆U型につくった、木パーツと、
その上に渡す板、
置き様で、
ベンチにもなり、
テーブルにもなる。
限られた板なのだが、
幾つものパターンができる、、、
いろいろと置きながら、
よりよいパターンを考えるのも、
なかなか、おもしろいのである。

2017年04月06日 【

塗りが始まった


木部の塗りが始まった。
養生がなされながら、
まずは、天井から、なのである。
廻りの木の色に合わせ、
プラネットカラーのウッドコート
エボニー色を塗る。
突き板の竿縁天井が塗られた、
ぐっと、空間が落ち着つく、、、
実にいい感じになったのである。
枠材、建具、外の新規部分と、
塗りが進んでいく。
塗りのプロフェッショナル、
藤原建装さん、ご苦労さんです。

2017年04月05日 【

立て板スリット張り


柱が石の上に乗っかって納まっている家、
石場建ての家の場合、
もちろん、外周部にも基礎がないので、
十二分に床下の通風は確保されるつくりなのだが、
動物が床下に棲みつくという問題がある。
ということで、板がすき間を開けて張られていた。
途中まで、色も施されている。
他の部分は、板などを立て掛けて、
塞がれている状態であった。
それらを撤去し、まずはサッシを新しくやり返る。
そこで、思案なのである。

結果、右にならえで、同様に、
いわゆる、立て板スリット張りとするのである。
ステンレスの網を土に少し埋め込み、仕込んでおき、
板は、土と少し間を開けておく。
シロアリ対策と、動物が土を掘って、
入るのを防ぐのである。
最後は、まわりと馴染ます為、新旧共、
ダークブラウンに塗る予定なのである。

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2017年04月04日 【

昔ながらの壁


元々は、収納であったところを解体し、
北側の土間であった部屋と、
南面する部屋とをつなぐ、
動線を確保するのである。
壁には、ベニアが張られていて、
棚板が先行してつくられ、
その間に張られていたのである。
ということで、棚板を解体すると同時に、
そのベニアも解体するかたちとなったのである。
現れた、昔ながらの壁、
黒塗りの貫に、
黒ずんだ荒壁、土壁、なのである。
昔は表わしであったのであろう。
どうするか、思案のしどころ、なのである。

家リニューアルproject

2017年04月03日 【

準備しておく。


元々は土間の床、コンクリートの床であったが、
杉の厚床板を張り巡らす、、、
その一角に、レンガ積みの腰壁、
風呂の炊き出し口がある。
その部分はそのまま残すことにする。
そして、その炊き出し口前、
巾1m、奥行き60cmのサイズで、
床板が外れるようにしたのである。
なにがしらするのに、
やり易いよう、準備しておく、、、
ということなのである。

今は、外しているが、
その部分に納めると、
少しすき間が開いて納まる、、、
丸のこの刃の厚み分、なのである。
納めた場合、板目が合う、
通った板がそのまま、カットされたかたちと、
なるのである。

家リニューアルproject

2017年04月02日 【

プランの断片


再度、練り直す、
キッチンから、つなぎたい方向、
外部空間へのビューを確保するべき、
スタディー、、、
キッチンの収納の在り様と、
その外にある、外収納の在り様を、
再考する。
いわば、部分的に、
再編成するのである。
大きな、全体のプランとの、
バランスをとりながら、
新たなる、着想を加える、
プランの断片、、、なのである。

2017年04月01日 【

巻物のよう。

舟越工務店HOMEPAGE IN BLOG、、、、始めます。
excite.ブログから、移行いたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

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パースを描く、、、
プレゼン、説明する為。
平面、立面、断面、模型、
だけでは、わからない、
室内の空間の見え方、様相、
パースを時に応じて描くのだが、
ひとつひとつが、
断片的なアングルに過ぎない。
それらの集合体が、
ひとつの家となるのである。
ということで、多様なる空間、アングル等々、
ひとつひとつ、まずはラフなのだが、
描いてみたのである。
A3の用紙をつないで、つないで、
描き足しながら、、、
結果、計7枚、全長2.079mと
あいなったのである。
まさに、巻物のよう、なのである。

2017年03月30日 【

気が付いた。

程よい色合いの、茶色が欲しい、

ということで、、、
文房具屋さんで買った、
色鉛筆。
真新しい、鉛筆を削る。
白木が現れる。
気が付いた。
誰もが、小さい頃から、
木に触れていた、
そのアイテムのひとつが、
鉛筆なのである。

2017年03月04日 【

ホームページをリニューアルしました

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