舟越工務店ブログ

2017年04月16日 【

映える、窓辺の風景


工事もほぼ完了に近づいた。
工事中の埃を取り、家具等の移動、
新畳の敷き込み、網戸の設置、、、
細かなチェック等々を残すのみ、となってきたのである。
工事中の雑然とした様相から、また、一変する。
物々が、納まるべきところに、納まる。
既存のものが、手を加えられ、
また、在るべき所に納められたのである。
障子戸は、既存の在り様をそのまま生かし、
桟は前のまま、あえて手を加えず、
丈夫な障子紙を張ったのである。
桟の在り様が、規則性のある格子の構成に、
ラフな感覚が入った感じとなった。
なかなか、趣がある、のである。
シンプルな空間となった。
サッシ廻りの枠や、天井は黒に塗られた。
古い部分と新しい部分との調和。
空間全体が、ある意味、ストイックに見える。
そして、、、
室内がストイックであればあるほど、、、
鮮やかに映える、窓辺の風景、なのである。

家リニューアルproject