舟越工務店ブログ

2018年04月20日 【

採光の工夫

土蔵の内部の様子を見させていただくと、
数々の工夫が見受けられる。
外に対して、丸窓が切ってある。
薄暗い空間に、光が差し込まれる、、、
そして、その折りかねの壁、
米貯蔵庫のブリキの壁に、
窓が切ってある。
内部には、照明はない。
外部からダイレクトではなく、
ワンクッションおいて、
空間に自然光を取り込む、
採光の工夫がされているのである。

閑雲居 土蔵改修project

2018年04月19日 【

ブリキ張りの壁

土蔵内部の様子。
床は老朽化し、
ところどころ、床板が破損してきている。
他は、小さな補修箇所はあると思われるが、
健全な状態なのである。
床下の湿気が原因であると思われる。
全体の約4mx4mの平面に、
約2mx2mのブリキの鉄板張りの壁で、
仕切られたスペースがある。
米を貯蔵する為のスペースなのである。
床は撤去し、土間コンクリートの床にする、
この間仕切壁を残すか、残さないか、、、
は思案のところであったが、
このブリキの風合いも、なかなかなのだが、
撤去することとなった。
入口のブリキ張りの開き戸は、土蔵入口の戸に、
流用することと、なったのである。

閑雲居 土蔵改修project

2018年04月18日 【

北側からの見え様

奥に伺える、
母屋である建物と、
そして、土蔵が、
一連の建物のようになる。
図らずとも、そうなることが、
予想される、、、
北側からの見え様なのである。

閑雲居 土蔵改修project

2018年04月17日 【

木摺りが張られた

腰から上の壁に、
木摺りが張られた。
外トイレの様子なのである。
木摺りといえば、
左官の壁の下地、、、、
見えなくなるのだが、
等間隔で、
実にきれいなのである。

腰壁は杉板張り、
壁は、漆喰塗りという、
仕上げとなるのである。

古民家再生in里山 2018

2018年04月16日 【

新緑の中、足場が組まれた

清々しい、
新緑の中、
足場が組まれた。

満を持しての、、、
いよいよ、
これから、土蔵の、
内外装共に、
手を加えさせていただく、
のである。

閑雲居 土蔵改修project

2018年04月15日 【

真綿が敷き詰められたよう。

2階の天井裏。
断熱材がない、、、
部屋の温熱環境を良くするべく、
断熱材を施したのである。
パーフェクトバリア 13K 厚み100が、
敷き詰められたのである。
ポリエステル100%の、断熱材。
真綿が敷き詰められたよう、なのである。

妻壁の隙間は、
発泡ウレタンを注入し、塞ぐ。
これは、動物の侵入防止の為なのである。

古民家再生in里山 2018

2018年04月14日 【

外水廻りを改変する

外の水廻りの改変する。
外トイレの拡充と
バリアフリー化、
外流しの増設をする。
ということで、
まずは解体工、
そして、配管へと移る、、、
既設の配管につなぐべく、
配管するのである。

古民家再生in里山 2018

2018年04月13日 【

古障子を流用する。

小屋裏のスペースを仕切る、
在るものを使うのである、
施主様の意向で、
古障子を流用するのである。
一番左の部分は出入り口となるので、
吊戸に改変する、、、
そして、手摺の部分の2枚は、
固定の障子戸とした、のである。
障子紙は、丈夫な障子紙、
タフトップに張り替えたのである。

古民家再生in里山 2018

2018年04月12日 【

キッチンのシンク下のスペース

造り付けキッチンのシンク下は、
ほぼ100%の確立で、
オープンにする。
その利点は、たくさんある。

まずは、メンテナンスのこと。
配管の様子が、見やすい。
オープンなので、もっともなのだが、
将来においての、異常があったときも、
大変わかりやすいのである。
だだ、邪魔になるので、
配管は出来るだけ、奥に立ち上げるのである。
そして、床下点検口がとれ、
床下の配管の状態も確認しやすいのである。
キッチン下なので、
ひとが床下に入れるサイズの床下点検口がとれ、
日常では、まったく邪魔にならないのである。

キッチンを使うという、
日々の作業にも、利点がある。
下に前面までものが置かれていないのが前提であるが、
足が前に踏み込めるということである。
実に、楽な体性がとれる、のである。

フリーなスペースがある、
というのも、ひとつある。
ダストボックスや、
キャスター付のラック、
米びつなど、
いろいろなものが置ける。
そこそこ、大きなものも設置できる。
工夫次第で、有効な使い様が、
できるスペースなのである。

登り軒天の家

2018年04月11日 【

食洗機のパネル

食器洗い乾燥機、
略して、食洗機。
無限のチョイスでつくれる、
一からつくる、
造り付けキッチンに、
組み込む、、、
ビルトインするのである。
そこで前面パネルは、
廻りの素材と合わす、
引き出しの前板や、
幕板など、本体に至るまで、
杉の集成パネルである、Jパネルを使っている。
それを、規定の厚みに合うように、
薄く削り、納めるのである。
キッチンの表面の、
材の木目の向きが、横目なので、
同方向、横目で納めるのである。

登り軒天の家

2018年04月10日 【

バスケット置き棚

脱衣室の設え。
洗濯機を設置する、すぐ横に、
洗濯物を入れる、
バスケットを設置するのが好ましい。
ということで、洗濯機の横に、
棚を併設するのである。
バスケットの数は1つでは、
事足らない、、、
2つ、3つ置けるよう、
棚を設けるのである。

棚板は、杉の集成パネル、
Jパネルの厚み24mmとし、
前面の小口は木を打っている。
壁がない方の受けは、
頑強なステンレスのL型金物で、
受けているのである。

登り軒天の家

 

2018年04月09日 【

勾配なりの建具

玄関収納の奥は、
天井までの収納となる。
建具も天井まで最大限、
ということで、天井の勾配なりの建具となっている。
どうしても、斜めにできない方は、
建具の表の面材と、同材である、
ピーラーの柾目の突き板を張っている。
個々の建具が合わさって、
ひとつの、壁面となるよう、
見立てるのである。

登り軒天の家

2018年04月08日 【

スッキリ納める。

ただでさえ、油が飛ぶ、
家の中で、汚れ易い部分の、
最たる部分のひとつ、
レンジ廻り、なのである。
できるだけ、掃除がし易いよう、
スッキリと納めるのである。
ガスコンロや、レンジフードの、
機器自身の、汚れへの対策、
掃除し易さの追及は、
いわば、その機種選定における、
大きな判断基準ともなっているのである。

となると、それ以外の部分、
キッチンカウンタートップ、
壁面、そして、その廻りの設えも、
シンプルにつくるのが、
一番と思うのである。
ということで、できるだけ、
余分な部材をつけない納まりとし、
機器、廻り共々、
スッキリ納まっているように、
つくるのである。

キッチンカウンタートップは、
人工大理石とし、
壁はメラミン化粧版、
いわゆる、キッチンパネル、
ダイニングとの堺は、
油等をガードしながら、
キッチンとダイニングのつながりを持たせる、、、
視界の妨げにならないよう、
強化ガラス厚み8mmをはめ込んでいる。
ガラスの角は、
アルミの枠を入れず、
ガラスの小口は、
糸面磨き仕上げとすることで、
スッキリさせるのである。

登り軒天の家

2018年04月07日 【

古梁にピタリとくる、天井高さを導き出す

小屋裏のスペース一部を、
既存の障子で仕切り、
より、設える、、、のである。
垂木、野地板表わし、
いわゆる、小屋裏表わしのスペースの、
天井に断熱材を施し、板張りとするのである。
壁の合板は、2005年の工事のときのものである。

断熱材は、真綿のような、、、
ペットボトルをリサイクルして製造されている、
ポリエステル100%の断熱材、
パーフェクトバリアの13k厚み100を、
ギッシリと設置する。
そして、杉の板張りとする。
高さの違う、湾曲する古梁を表わしにしながら、
ピタリとくる、天井高さを導き出し、
張り巡らすのである。

古民家再生in里山 2018

2018年04月06日 【

古民家メンテナンス工事

仕事をさせていただくのは、
ほんと、久方振り、、、
古民家再生in里山 (築150~200年)に、
メンテナンスの手を加えさせていただく。
以前工事させていただく前からの、
旧来から箇所も含め、細かな部分も含め、
多岐に渡る内容なのである。
もとの内容より、拡張する部分もある。
まずは、小屋裏のスペースに、
手を加える、のである。

 

古民家再生in里山

 

2018年04月05日 【

伸びる空間

フロアーと天井の板が、
長さを助長する、、、
奥の板塀までが、
一連の空間のよう。
伸びる、空間なのである。

登り軒天の家

2018年04月04日 【

洗面台の下には点検口

造り付けの洗面台の下には、
床下点検口を設ける、
これは、当社の通例となっているのである。
通常はオープンなのだが、
あっても邪魔にならないところ、、、
ということで、
両開き戸が取り付いているが、
床下点検口を設けたのである。
洗面台の給排水の配管はもちろんのこと、
各部分行きに配管を分岐させる、ヘッダーや、
洗濯、トイレ、浴室という水廻りの関係に近く、
メンテナンス、点検等のことを考えると、
まさに、ベストポジションなのである。
もちろん、ひとが入れる大きさとなっているのである。
可動棚を外す必要があるが、
充分は入れるのである。

登り軒天の家

2018年04月03日 【

造り付けの洗面台

洗面台も造り付けでつくる。
一から考え、つくるので、
いわば、無限のバリエーションとなる。
水栓はもちろんのこと、
洗面器部分などの、
既成品とのコンビネーションでつくる。
スペースに応じたかたちなのである。
鏡はスペースに合わせカットする。
洗面台の下の部分は、
オープンにするかたちが多いが、
ローカからの見え様も考慮して、
両開き戸を取付けたのである。

登り軒天の家

2018年04月02日 【

外収納の床のつくり

デッキの脇に、外部収納をつくった。
床は、デッキと同じ、
ウエスタンレッドシーダーの厚板。
板は1枚1枚外せるつくりとした。
下に受け木をつけて、
それに乗っかっているかたち、
いわば、置いたあるだけなのである。

まずは、手前の丸穴があいている、
1枚を外せば、
あとは手が入るので、
簡単に外せるのである。
この下も、収納となっているのである。
と同時に、外部収納といえ、
床下を点検できるようにしたのである。

登り軒天の家

 

2018年04月01日 【

定番の位置取り

造り付け、
いわゆる、手製の玄関収納。
開き戸が並び、
閉じると、壁面のようになる。
細かな各収納の集積が、
ひとつの玄関収納となるのである。
外から、カウンター下の収納、
ポスト受け、下は雑多なものが入れられる収納、
そして、内にずれて、
傘を収納するスペース、
中にはバーがあり、
底板は穴が開いており、
長い傘の入る、、、
そして、内にずれて、
靴収納とつづくのである、、、
定番の位置取りなのである。

登り軒天の家

2018年03月31日 【

木を1本植えた。

アプローチの中盤の小脇に、
木を1本植えた。
シマトネリコである。
下草、石並べ、、、
造園屋さんアレンジによる。

緑がアプローチ上に折り重なるような、
樹形になる、、、というイメージなのである。
不思議なもので、やはり、樹木が1本あるだけで、
家がぐっと、引き立つのである。
家といういわば、人工的な造形物に、
自然派生的な形をつくりだす、
樹木が合わさることで、、、
いわば、相反するものが、
折り重なることで、
互いがより、引き立つ、
引き立て合う、のである。

登り軒天の家

 

2018年03月30日 【

バウンドさせる光

玄関内部、
外光が、ランマのFIX越しに、
天井にあたり、
そのバウンドした光、
自然光で、玄関全体を明るくするのである。

照明は角度を調整できるダウンライト、
ユニバーサルダウンライトひとつのみ。
壁面にぐっと寄せている。
壁面を照らし、
そのバウンドした光で、
玄関全体に明るさをもたらす、のである。

登り軒天の家

2018年03月29日 【

バタフライ型天井


ランマ部に、FIXガラス。
トーメーガラスをはめ込んだ。
この、ガラスを基点に、
外は、外に向かって登る軒天井、
内は、内に向かって登る天井、、、
いわば、バタフライ型天井となったのである。
昼は、外の明るさが、
軒天沿いに内部に入ってくる。
外は、内部の明かりが、
天井沿いに、外の軒天を照らす、のである。
自然と外部と内部がつながる、
つながっている、、、
そんな部分をつくったのである。

登り軒天の家

2018年03月28日 【

デッキの足元

デッキの足元の様子。
シロアリの被害から免れる為の工夫している。
今回は、べた基礎のベーススラブを、
デッキ先端まで出している。
そして、その上に庭部分の高さとの、
取り合いの関係で、
コンクリートを増し打ちしているのである。
手前の束柱は、木(ウエスタンレッドシーダー材)とし、
コンクリートへは、基礎パッキンを介して、
ワンクッション置く。
そして、点検しづらい奥の束は、
鋼製束としたのである。
いわば、地盤より、
木を遠ざける工夫、なのである。

デッキのつくり様、
一軒一軒、これらのディテールは、
進化しているのである。

登り軒天の家

2018年03月27日 【

マットレス置き台

マットレスの下に敷く、
いわゆる、
マットレス置き台、
木で造らせていただいたのである。
材はヒノキ、床との接地部は、
クッション材を張っている。
マットレスの下の通気性がよくなるよう、
格子にしている。
3つのものが合わさって、
1つとなるようにしている。
ひとつひとつの大きさが、
手頃なサイズとなり、軽くなり、
収納にも納められるようにしたのである。

登り軒天の家

2018年03月26日 【

定番がちらほら

玄関廻り。
すっきりと納まった。
こうやって見ると、
当社の定番がちらほら。

玄関ポーチは、
小石(大磯)の洗い出し。
玄関ドアは、家、ひとに合わせた、
デザイン、いちからつくる造り付け。
玄関ドアと、外壁との一体化。
蹴板H200のステン、
ステンレスヘアラインの、堀商店のレバーハンドル。
ポスト口本体、そして、
室内から郵便物が取れるようにする。
建物廻りは川砂利敷き、
アプローチの敷石、、、
などなど、なのである。

登り軒天の家

2018年03月25日 【

外壁と同材でつくる

外物置の扉。
既製品のアルミ製の、
勝手口ドアをつけるというのが、
普通というか、簡単なのだが、
外壁と同材でつくる、
外壁と一体化させるのである。
波板を張っている。
水仕舞いも考えながら、
板金で枠廻りもカバーしているのである。
なかなか手間暇かかるのだが、
出来上がると、実に、
すんなりと、納まっているのである。

登り軒天の家

2018年03月25日 【

木栓の取外し

2階の一室、
一部置き畳とした。
床板は張ってあるので、
畳を取ると、
床板が現れるつくりなのである。
畳の際は、つまずかないよう、
板床と畳の厚み30mmの分段差となるので、
巾10cmの斜めに落とした取外し可能の、
框を床板と同材の杉でつくり、セットしてあるのである。
固定は、最小限のビス留めとし、
穴を掘って、ビスを沈める、
そして、木栓にてビスを隠すかたちとした。
そして、大工さんのアイデア。
取り外したいときは、
木栓の中心にほんの小さな穴がある。
そこにビスをねじ込み、
引っ張り上げれば、
木栓が取れるようにしたのである。

登り軒天の家

2018年03月24日 【

スカイラインも艶やか

妻側の屋根は屋根の出はない。
隣家との間が、
少しでもすっきりする。
空が広く感じる。
スカイラインも艶やかなのである。

登り軒天の家

2018年03月23日 【

PROによる写真撮影

当然、私も撮るのだが、
PROの方、
建築写真のカメラマンさん、
中村写真工房さん、
完成したら、撮影していただくのである。
夕景も撮ってもらう。
出来上がりが楽しみなのである。

登り軒天の家

2018年03月22日 【

見とれるアングル

ついつい、見る。
見とれるアングル、なのである。

登り軒天の家