舟越工務店ブログ

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2020年12月16日 【

古梁との取り合い

もともとあった、古梁。
下には、かまどがあり、
長年の湯気、煙等で、
燻されているのである。
折り重なるように、
梁が交差する、、。
下の梁と束柱は、
なかなかの曲がり具合、、、
接合部も、動いてできる、
隙間のようなものも、
見られないのである。
なぜこうなっているのか、
わからないが、、、
この状態で、
保持されている、、、
状態であったのである。
ただ、おのおのの接合は、
釘は打ってあるが、
かろうじて、引っ掛かっているようにも見える、
様子であったのである。

極力、不必要と思われる、
木材は撤去して、
必要と思われる材は残し、
それらを、どう見せるか、
見せるところは見せ、
隠すところは隠す、、、、
というライン、、。
他部分等、、、
納まり等の兼ね合いも考え、
検討の上、天井のラインを決めるのである。

下の梁は補強も兼ね、
壁を絡めた、柱を新設した。
他の部分も、壁や天井と絡むことで、
固定されたのである。

ということで、全てに、
折り合いをつけるべく、
天井が張られたのである、、。

杉の天井、、、
今は、もともとの姿は、
古梁が、断片的に見えるぐらいで、
知る由もない、、、
違和感なく、、、
何事も無かったかのように、
杉の板が、
張り巡らされているのである。

煙突のある家