舟越工務店ブログ

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2017年04月28日 【

心温まる、文章


いつも、お世話になっている、
綾部市 S様より、
心温まる、文章をいただいた。
2011.7から、家づくりに、
係わらせていただいているのである、、、
古梁が浮き立つ家の、
家主で在らせられる方から、なのである。

ということで、せっかくなので、
このホームページの住まい手さんコーナーに、
掲載させていただこうと思っているのであるが、、、

まずは、公開するのである。
どうぞ、、、

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今から思えば、こんな素敵なリフォームができるとは夢にも思っていませんでした。
リフォーム前、我が家は夏は異常なほど熱く、物であふれ、また使い勝手が悪いキッチンや古くなったお風呂、薄汚れた壁、天井と悩みの尽きない家でした。いつかお金が貯まったら建て替えたいなあと夢の様なことを考えるのが精一杯でした。

きっかけは、たしか舟越さんとの雑談だったと思います。お仕事の関係でお話させて頂く機会も多く、前から舟越さんの建てられる家が好きで、ファンでした。しかしそのクオリティの高い家は高嶺の花だと思っていましたし、そのテイストが我が家に取り入れられるとは全く考えていませんでした。
雑談の中で、夏の暑さを話していると、いっそ、天井を取り払って居間を吹き抜けにしたらどうかと言う話をしていただいたと思います。
私にはどのようになるのか全く想像がつかなく戸惑っていると、一度我が家に来てくださり、その後ササッと完成予想図のようなイラストを手書きで書いていただきました。それは全く予想していない素敵な内容で、その時の感動は今も忘れられません。

しかし、思ったようにその吹き抜けが出来たとしても、果たしてそれが今の我が家に馴染むのかどうかという不安がありました。以前キッチンとリビングだけが都会的で、他の部屋へ行ってみると全くテイストの違う取って付けたような家を見たことがありました。それはそれでいいのかもしれませんが、私としてはリフォームをするのなら、トータル感のある家にしたいという思いが強くありました。一度に全部リフォームするのに越したことはないのですが、当時大学生を二人も抱えている状態でしたので、とてもそんな経済的な余裕はありませんでした。
少しずつリフォームしていくけれども、最終的にトータルなイメージになるよう全体のイメージを最初に考えていただき、そのイメージにそって少しずつリフォームしていく事をお願いしました。
提案していただいたのは、真っ白の漆喰風クロスとナチュラルな焦げ茶の塗の柱です。正直言って最初はイメージできませんでしたが、他の家の物件の写真を見せていただいたりして少しずつ理解できるようになりました。

そのようにして第1次リフォームが完成し、夏の暑さからは開放されることになりました。これは予想以上の効果で、二階の北東の網戸から、吹き抜けを通して下りてくる風が爽やかで、真夏でもクーラーを付けない部屋で過ごすことができるようになりました。(冬は少し寒いですが、FF式のストーブが大活躍します)
そして第2次リフォームは居間と介護室、バリヤフリー化
第3次リフォームは庭座敷、お風呂、作り戸棚、キッチン
第4次リフォームは建具などの新調

それ以外にも離れを含めた樋、屋根の修理などもしていただきました。
まだまだ完成ではありません。今後は、昭和テイストの応接間のリフォームやウッドデッキの設置を計画、また外観の塗装や修理も考えています。星が見られる天窓やベランダもつけたいなあなどと、夢はまだまだ続きます。そしてそれは少しずつです。

大切なのは行き当たりばったりでいろいろな業者に頼むのではなく、じっくり相談に乗ってもらって予算に併せて無理なく少しずつ進めていただける工務店を見つける事。最終的なトータルイメージを最初に提案していただいて、それに向かって少しずつ無理なくリフォームを進めること。そして一番大きいのは辛抱強く相談に乗ってくれるセンスの良い建築士さんと誠実で確かな技術のある大工さんの存在です。
舟越さんには大変無理も言わせていただきましたが、きちんと対応していただきました。斬新なアイデアにはいつも驚かされます。おかげさまで、ご近所の方からも羨ましがられる大満足の住まいになりつつあります。

家は大事に使えば、100年も200年も住めると言われています。しかし建て替えなければならなくなるのは、そのテイストであったり生活環境に合わなくなってきたりだと思います。そこさえ大切に修理していけば、先代から受け継いだ家で、いつまでも満足して暮らすことができると思います。

舟越工務店様、今後共よろしくお願いいたします。