舟越工務店ブログ

2018年07月14日 【

防音片引き戸製作

ひとが出入りする部分、
出入り口は、防音室にとって、
全体の防音の要ともいえる。
いわば固定の面である、
床、壁、天井は、
重層なるつくり、隙間なく施工となるのだが、
可動する部分である、
建具は、ある程度の猶予が必要となるのである。
どちらかといえば、
開き戸、ドアの方が、
気密性が確保しやすいのであるが、
スペース、動線などのことから、
他の建具と同様、片引き戸とした。
しかし、出来るだけの、
防音効果はもたせたい、、。

ということで、例のごとく、
建具屋さんにて、製作、建て合わせ、
設置したのである。
建具は、遮音シート入りとする、
そして、通常は建具の構造は、
全体の厚みの中、
中空の部分があるのだが、
その中空の部分はないようにする、
断面空隙なしとするようお願いしたのである、、、
が、それを上回る仕様となっている。
石膏ボード厚み12.5が、
2重に入っているのである。
重さのある材料の方が、
より防音性が高くなるという狙いなのである。
なかなかの重さの建具となったのである。
開閉の加減を調整しながら、、、
なおかつ隙間を減らす為、
下は敷居滑り式とする。
滑り易くする為、建具下に、
滑り易くなるシールを貼り、
敷居滑りに、蝋をぬるのである。
幾分かは、軽くなったが、
やはり開閉は重ためとなるのである。
そして、建具と木縦枠との接点、
建具上にモヘヤを張るなど、
出来るだけ、隙間を少なくするのである。
ということで、無事納まったのである。
大槻建具店さん、
ご苦労様でした。

川が見える家 防音室project