舟越工務店ブログ

2018年02月05日 【

登り軒天

足場がなくなり、すっきりした外部。
外壁から軒天、屋根という、
一連のラインも、
見て取れるようになったのである。
ファサード、いわゆる家の正面にあたる部分は、
屋根の、軒先となる。
軒の出は、約90cmとし、
ある程度、雨を凌ぐかたちとした。
そして、外壁はざっくりとした風合い、
山砂掻き落とし、
軒天は、屋根勾配とは、逆勾配、
軒先に向かって登る、
いわば、登り軒天とし、
仕上げも壁と分けず、
外壁がそのまま、
軒先まで塗りあがるかたちとしたのである。
下から見上げたとき、
シンプル過ぎるほど、
シンプルに映る、のである。
相反して、
玄関庇は杉板張りの登り軒天とする。
ワンポイント使いの、
木が、なかなか効く、、、
という目論見、なのである。

登り軒天の家