舟越工務店ブログ

2017年06月10日 【

昭和のエレジー


満を持して、着手する。
長年による、構想、、、
全体のバランスを考えながら、
部分的に、推し進める、
改造、改修なのである。

昭和の時代、エレジーを醸し出す、、、
そう感じるのは、
床材、壁材、サッシ、設備等々、、、
丁寧につくられたインテリア、
当時、その時代における、
いわば、最先端の材料や設備で、
構成されているのである。
言うならば、新しい建材、
工業製品としての建材、、、
新建材として、発明、開発され、
大量に生産され、使われた、
高度成長期の時代、、、
コクのあるデザインのものも、ある、
たとえば、木目調のエアコン、
照明のデザイン、、、
なんともいえない、
いい感じなのであるが、
時の流れには勝てない部分がある。
主に耐久性、そして、性能面なのである。

最近多いのは、床材。
合板に、木柄の化粧板が張られているタイプの床材が、
長年の湿気を含んで、ブカブカするということ。
あと、サッシの気密性の問題。
これらを解消するべく、今回も手を入れる。

と同時に、壁も新しくし、
エアコンや、コンセントも、改新する。
サッシは、4枚の引き違い戸+欄間の引き違い戸を、
統合し、大きな引き違い戸に改新する。
シンプルに見せる、開口部となる。
外には、木デッキを設け、内外をつなぐ。
このアングルが、どう変わるか、
出来上がりが、楽しみなのである。